「悩みの種を取り除くことが心の平穏につながるのか?」について
ラノベみたいなタイトルになった…。
先回りの試みと失敗
転職してから仕事の種類や忙しさが全く変わり、新しい仕事で覚えなきゃいけないことが一杯あるし、自分のペースがつかめない状態であることは自覚していました。
心穏やかに時間を過ごすことが必要だと考えた僕は、自分の気になることや用事、タスクなど(ここでは「悩みの種」と呼ぶことにします)を先手先手で終わらせることで心を穏やかに過ごす時間を作ろうと試みました。
ところが実際には心穏やかに過ごせる時間が確保できず、どんどん神経質になり疲弊していく自分がいました。
何かがおかしいけど、何がおかしいのかわからないまま日々が過ぎていきました。
「悩みの種」の増殖
先回りの試みの背景には、「悩みの種」が取り除かれて「タスクも気になることもない状態」=「心穏やかでリラックスできている状態」と考えたことにあります。
しかし、実際に試してみると「悩みの種」は減るどころか増えていったように思います。
休みの日にはやり残しの仕事をしていたし、用事で外出することも増えたし、果てには床に髪の毛一本落ちているのも気になりだしました。
「悩みの種」を減らそうとすればするほど様々なことに敏感になり、それらを解消しようと考えることが新たな「悩みの種」を生むという悪循環になっていました。
「悩みの種が尽きない」
という慣用表現がありますが、まさにその状態にハマっていました。
どうしてこうなった?
僕の失敗の原因について考えると、下記の3つが挙げられると思います。
- 「悩みの種」を全部自分が解決しようとしたこと
- 「悩みの種」を先回りして解決しようとしたこと
- 「悩みの種」を完全になくそうとしたこと
どれも心の平穏とは程遠い行動のように見えます。とりあえずやり方を変えた方がよさそうなのは確かです。
「悩みの種」
あれこれ考えてみた末に出てきたのがこちら。
- 悩まない
- 気にしない
- 抱え込まない
なんだか急に抽象的になりましたが、省みると「悩みの種」を作り出しているのは自分自身だと感じました。
手続きや人から依頼も「悩みの種」になると思いますが、断ったり誰かにお願いすれば、自分の「悩みの種リスト(?!)」に入る物事を減らせそうです。
手続きや依頼を早めにお断りやお願いをするのは、可能なら延期することもいいかもしれません。
最後に
なんだか人を煙に巻くようなロジックですが、「悩みの種」を減らそうとするなら「悩みの種」を作らないことが本質的な気がします。
自分から行動することも大切ですが、自分がやることをどんどん増やすのはあまりハッピーではないように感じるのでした。