「認知行動療法」について
何事もほどほどが肝要ということなのでしょうか。
「認知行動療法」とは?
ちょっとググってみたのですが、分かりやすいサイトが見当たらなかったので、僕の理解をここに記載して、それを前提としてこの記事を書きたいと思います。
認知行動療法とは、治療を受ける人が持つ物事の捉え方のクセに気付くことで、出来事に対するストレスや感情揺れを軽減することを目指す。
その手段として自分の感情を客観的に分析し、合理的な対処の仕方を考える訓練を行う。
僕がリワークデイケアに通っていた頃に受けたプログラムで得た理解なので、そんなにずれてないとは思いますが、専門のサイト等も併せてご覧下さい。
「認知のゆがみ」とか「10の色眼鏡」、「自動思考記録表(コラム表とも言う)」などが認知行動療法を通じて学びました。
僕には「自分の感情を客観的に捉える」というのが新鮮でしたし、割とすんなりと受け入れ身に付けられたような気がします。
やり過ぎはよくない
僕は物事を考えたり、分析するのが好きなので、自分を分析対象にする認知行動療法は非常に沢山の気付きをくれました。
一方で、過剰に適応したようにも感じています。
何か感情が芽生えた瞬間に自分の思考がそれを「認知」します。そして、即座にその感情を分析し、論理的に処理してしまうので感情が抑圧されるようになりました。
だんだん心が冷えていくような気持ちになっていくのに気づいて、頭の回転を緩めました。
人間は感情の生き物?
感情の発露は人間の自然な心の動きです。良いも悪いもないはずです。
ただ、物事の捉え方や感情的になりすぎるのを調整するための方法が認知行動療法であり、感情を抑圧する道具ではありません。
当時僕に認知行動療法を指導してくれた臨床心理士さんにも言われました。
「感情や気持ちはそのままにしていいのですよ」と。
何より生活の中の出来事への心の動きすべてに認知行動療法のやり方を適用したので疲れてしまいました。
認知行動療法のお陰で、昔より物事を冷静に捉えられるようにはなりました。
次は心を少し自由にして、心身の負担を減らしていきたいなと思うのでした。